第1回活動成果報告会(2011.3.7)開催報告

 本プログラムでは,プログラムを修了した全派遣者は,活動成果報告会での報告が義務づけられている.その第1回目となる活動成果報告会が2011年3月7日,京都大学工学部物理系校舎にて開催され,今回は,平成21-22年度内に派遣を修了した者のうち,9名の派遣者より各15分の報告(質疑応答含)が行なわれた.

第1回成果報告会写真1

 報告会では,派遣中に得られた研究成果のみならず,外国語のスキルアップ,また派遣者がどのように生活し,受入機関を中心とした国際的なネットワークを築いたか等についても,詳細な報告がなされた.具体的には,オンタイムについては研究室でのメンバー同士の研究ディスカションの有り方や一日の時間の過ごし方,情報共有の方法,オフタイムについては,ライフスタイルや食文化,思想の違いについて等について,派遣者の率直な感想が述べられた.

 

第1回活動成果報告会写真2

 派遣報告者の多くから,海外での研究機関での滞在を良い経験になったとの感想が聞かれた.また,自分の研究分野について外国人の学生・研究者と共同での研究活動やディスカッションを通して多くの刺激を受け,研究へのモチベーションを上げて帰国した者も見られた.今回の経験を今後の研究生活に積極的に生かしていく意気込みが多くの発表から感じられたが,報告会の際に,個人的観点および研究室の一員としての観点から具体的にどう生かせそうかを語ってもらうと,より他からの理解が深まるようである.

 

第1回活動成果報告会写真3 報告会の最後には,派遣者同士の活発な意見・情報交換が行われ,派遣者同士の交流や情報交換の場がもっとあると良いとの声が聞かれ,プログラム運営上今後の課題となった.また,担当職員6名それぞれから各派遣者の活動報告へのコメントやアドバイスがなされた.

  活動成果報告会は,活動報告のみならず,派遣者同士の情報交換や,実際に派遣を行なう際に発生し得る問題や危機管理,またこれより先のより円滑なプログラム執行について,派遣者と担当教員が共に考える機会を得る場であると考え,これからも定期的にに開催する予定である.

 

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