日本アイラック危機管理情報

○コスタリカ:西部沿岸部でM7.6の地震発生(2012.09.06)
~コスタリカ太平洋沿岸部の津波警報解除~

米地質調査所(USGS)は、9月5日(水)午前8時42分(日本時間同日
午後11時42分)頃、中米コスタリカ西部・ニコヤ半島のグアナカステ州
(Guanacaste/首都サンホセから約140キロ)の内陸部でマグニチュード
7.6規模の地震が発生したと発表しました。
この強い地震発生を受けてハワイの太平洋津波警報センターは、
日本時間の9月6日(木)00時25分、コスタリカ、パナマ、ニカラグアの
太平洋沿岸地域に対して津波警報を発出しましたが、約2時間後に
解除されています。これまでのところ余震は観測されていません。

同国大統領はテレビ演説で、「深刻な被害は出ていない」と述べ、
国民に平静を呼びかけています。

■現地状況(2012.09.06/日本時間 07:30am現在)
○地元メディアによりますと、震源地の西部・ニコヤ半島では、老朽化
した建物数棟の損壊、橋の一部崩落、道路上の土砂崩れや停電
などの被害が出ており、これまでに2人死亡、20人以上の負傷が
確認されています。震源地付近では現在も電話がつながらない状態
と伝えられています。

○首都サンホセでも大きな揺れが発生しましたが、市内の建物等に
大きな損壊はなく、これまで地震による負傷者は報じられていません。
一部のビルや学校で中にいた人たちが建物の外に避難したほか、
地震発生直後は市内の広い範囲で停電し、携帯電話も短時間不通に
なりましたが、現在は携帯・固定電話の通信状況は徐々に回復して
きている状態と伝えられています。

○コスタリカの日本大使館(首都サンホセ)は、大使館内の壁が崩れると
いった大きな被害はなく、現在までコスタリカに滞在している日本人の
被害情報は入っていないと発表しています。

コスタリカに学生や教職員を派遣している大学は念のため派遣学生の
安否確認をおすすめします。今後も余震が発生する可能性もあることから、
避難場所(標高の高い場所に避難する)や安全な避難経路、津波情報・
警報の入手方法、緊急連絡(通信)手段を事前に確認するとともに、
自らの安全対策を心掛けて冷静に行動するように以下を案内することを
おすすめします。

≪安全管理≫
・安否の確認体制、今後の連絡体制を確認。
・災害が生じた直後は様々な危険が隠れているため、被災地域およびその
周辺地域への立ち入りは避け、避難の必要性が生じた場合は、在外交館
または現地の被害対策局からの指示に従い十分注意して行動する。
・被災地域またはその周辺地域においては、生活必需品や救援物資の
不足により盗難なども懸念されるため、夜間だけでなく昼間でも単独行動
は避ける。

●首都サンホセ市:犯罪多発地域について
首都サンホセ市を含む周辺地域は、外務省より「十分注意」の危険情報が
出されており、首都サンホセ市においては、犯罪者集団同士による銃犯罪
が多発している。特に、市中心部『サバナ公園周辺の道路』、『中央郵便局前
や文化広場周辺』、『中央市場周辺』、『コカコーラ地区』においては、白昼でも
けん銃強盗、スリやひったくり等の被害が発生し日本人を含む外国人も被害
に遭っていることから外出時には十分注意が必要。

≪健康管理≫
・被災地およびその周辺地域では、電気、上下水道、通信及び交通網などの
インフラが深刻な被害を受けており、食料及び飲料水を確保し、自らの
健康管理に心掛けて行動する。

○在コスタリカ日本国大使館
住所:Embajada del Japon
Sabana Norte, 300m oeste y 25m norte del I.C.E.,
Torre la Sabana Piso 10. P.O.BOX 501-1000.
San Jose, Costa Rica
電話:2232-1255/国外からは(国番号506)-2232-1255
FAX :2231-3140/国外からは(国番号506)-2231-3140
ホームページ:http://www.cr.emb-japan.go.jp/japones/index-j.htm


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