日本アイラック　危機管理情報

＜日本アイラック　危機管理情報＞

○ケニア：　ナイロビ市内－爆発テロ事件発生に伴う注意喚起（2012.08.07）

地元メディアなどの情報によりますと、8/3夜、首都ナイロビのイーストリー
地区（ソマリア人街）にある同国軍基地の入り口付近で、手榴弾と見られる
爆弾が爆発し、爆発物を所持していたとみられる男１人が死亡、周囲にいた
民間人を含む軍関係者10人が負傷したと報道されています。
アフリカ歴訪中のクリントン米国務長官がナイロビを訪問する前日に発生
したことから、市内では厳重な警備体制が敷かれています。

ケニアでは昨年10月にソマリアのイスラム過激派アルシャバーブ掃討のため
同国軍がソマリア南部に進攻した後、首都ナイロビ、南東部の港湾都市
モンバサ等を中心に爆弾テロが続発していおり、「アル・シャバーブ」による
報復テロ攻撃との見方が指摘されています。
また、「アル・シャバーブ」がナイロビ市内に所在する国連事務所に対し、
爆弾テロ攻撃を計画している情報があるとして事務所の警戒警備が
強化されていると報じられています。

外務省は、8月6日付で渡航情報（スポット）を出し、ケニアの在留邦人及び
渡航予定者に対して、ナイロビ首都圏を含め、観光客に人気の高い世界
遺産のある沿岸州への渡航・滞在には十分な注意を呼びかけています。
ケニアについては、北東部州のソマリアとの国境付近に対して外務省危険
情報「渡航の延期をお勧めします」が発出されているほか、各地に危険情報
が発出されています。

■外務省渡航情報（スポット）
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2012C246

■ケニアに対する渡航情報（危険情報）
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=100#heade
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北東部州及び沿岸州ラム県（ソマリアとの国境から概ね60kmまでの範囲）
に「退避勧告」「渡航延期勧告」が発出されています。

ケニアへ学生や教職員を派遣されている大学ならびに派遣予定の大学は、
今後もケニア首都ナイロビ、沿岸都市モンバサ等において同様の爆弾事件
が発生する可能性がありますので、最新の関連情報の入手に努めるとともに、
外出時には周囲の状況に十分配慮し慎重に行動するよう以下を案内される
ことをおすすめします。

①テロの標的となる可能性の高いケニア政府・軍関連施設や空港やバス
ターミナル等の施設、外国人観光客の利用する観光施設、パブ兼レストラン、
ディスコ等の人が多く集まる場所には出来る限り近づかない。
利用する場合は警備のしっかりとしている施設を利用する。
②爆弾テロや犯罪が発生した場合に備え、家族や大学（担当者）、
在外公館との間で緊急連絡先を再確認しておく。
③仮に爆弾テロ事件の現場近くに居合わせた場合には、現場には近寄らず、
周囲に注意しながら避難するなど自らの安全確保に努める。
④銃器を使用した強盗事件のほか、侵入強盗、ひったくり、置き引き等の
一般犯罪が人通りの少ない場所を中心に多く発生しており、昼夜を問わず
単独行動や徒歩での移動は避け、できるだけ車両を利用する。
→　車両を利用する場合でもマタツ等の公共交通機関は、テロや
カージャックの標的となる可能性があり、車両内でのスリ等の
被害発生も多いので極力避ける。
⑤ケニアに3ヶ月以上滞在する場合は、到着後遅滞なく在ケニア日本国
大使館に「在留届」を提出する。短期滞在であっても不測の事態を想定し、
在ケニア日本国大使館に緊急連絡を入れることができる体制を整えておく。
→緊急事態に備え、携帯電話にあらかじめ大使館の連絡先
（電話：＋２５４－（０）２０－２８９８０００）を登録しておく。

○在ケニア日本国大使館
住所：Mara Road,Upper Hill,Nairobi, Kenya  (P.O.Box60202,Nairobi)
電話：（市外局番020）2898000
国外からは（国番号254）20-2898000
ＦＡＸ：（市外局番020）2898220
国外からは（国番号254）20-2898220
ホームページ：http://www.ke.emb-japan.go.jp/i-index.html

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