三菱重工 革新的燃焼ダイナミクス講座
革新的燃焼ダイナミクスの探究 ―脱炭素社会を支える高度技術の創出と社会実装―
京都大学工学研究科と三菱重工業株式会社は2026年4月、脱炭素と電力安定供給の両立を目指す産学共同講座を設置しました。
本講座は、主にガスタービンを対象に、カーボンニュートラルな燃焼技術の実現に向けて、実機現象を再現可能な燃焼試験装置を設置し、精巧な計測技術と高度な数値シミュレーション技術を用いて現象解明に取り組むとともに、新しい革新的コンセプトに基づく燃焼技術の創出に挑みます。
教員
堀部直人

特定教授(工学研究科・機械理工学専攻)
連絡先
居室 桂キャンパスC3棟c4N02室
E-mail horibe.naoto.4eアットマークkyoto-u.ac.jp
齋藤敏彦

特定准教授(工学研究科・機械理工学専攻)
連絡先
居室 桂キャンパスC3棟c4N02室
E-mail saito.toshihiko.2vアットマークkyoto-u.ac.jp
村上雄紀

特定助教(工学研究科・機械理工学専攻)
連絡先
居室 桂キャンパスC3棟c4N02室
E-mail murakami.yuki.4uアットマークkyoto-u.ac.jp
黒瀬良一

教授(工学研究科・機械理工学専攻)(兼任)
連絡先
居室 桂キャンパスC3棟b4S10室
電話番号 075-383-3654
E-mail kurose.ryoichi.6xアットマークkyoto-u.ac.jp
林 潤(Jun HAYASHI)

教授(エネルギー科学研究科・エネルギー変換科学専攻)(兼任)
連絡先
居室 吉田キャンパス総合研究12号館232室
E-mail hayashi.jun.7aアットマークkyoto-u.ac.jp
講座開設趣旨
世界的に電力需要は増加傾向にあり、電動化の進展や生成AIの普及に伴うデータセンターの拡大などを背景に、電力の安定供給と脱炭素の両立は各国共通の重要課題となっています。こうした状況の中で、火力発電に用いられるガスタービンは高効率と高い出力調整能力を有し、再生可能エネルギーを補完しながらCO₂排出削減に貢献しうる基幹電源の主要構成機器として、その重要性を増しています。さらにガスタービンは、将来、水素などのクリーンな脱炭素燃料に対応することで、カーボンニュートラル社会の実現を支える中核的役割を担うことが期待されています。その根幹を担う要素の一つが燃焼技術です。高効率と超低汚染物質排出を同時に実現する高度な燃焼制御は、日本が長年にわたり強みを培ってきた分野であり、高い国際競争力の源泉の一つでもあります。従って、本分野への継続的な研究開発投資と次世代人材の育成は、日本のエネルギー産業の競争力強化と持続的発展に直結する重要な取り組みと言えます。
本講座では、主にガスタービンを対象に、カーボンニュートラルな燃焼技術の実現に向けて、実機現象を再現可能な燃焼試験装置を設置し、精巧な計測技術と高度な数値シミュレーション技術を用いて現象解明に取り組むとともに、新しい革新的コンセプトに基づく燃焼技術の創出に挑みます。さらに社会実装に向けて、ガスタービンだけでなく、ロケットエンジン燃焼、航空エンジン燃焼、レシプロエンジン燃焼などの幅広い燃焼研究も対象としていきます。この取り組みを通じて、燃焼工学、熱流体工学、エネルギー工学の基礎と応用に関する研究と教育を行い、技術立国日本の飛躍と、将来の機械系工学の発展に寄与する若手研究者、技術者の継続的な育成を目指します。
