日本アイラック 危機管理情報

○インドネシア バリ島: テロ容疑者射殺事件の発生に伴う注意喚起
(2012.03.21)

地元メディアによりますと、国際的な観光地であるバリ島のデンパ
サール市西部(Gunung Soputan通り)とサヌール地区(Danau
Poso通り)で、3月18日夜、テロ資金を集めるため銀行等の外貨
両替機関や貴金属店の襲撃を計画したとみられる武装組織の
メンバー5人が、国家警察の対テロ特殊部隊により射殺され、
拳銃や弾薬などが押収されたと報道されています。

射殺された容疑者の中にはスマトラ島最大の都市メダンで発生した
CIMBニアガ銀行強盗事件(2010年)の指名手配者も含まれており、
この武装組織はバリ島爆破テロ事件(2002年、200人以上の犠牲者)
を起こしたイスラム過激派組織「ジェマ・イスラミア(JI)」との関連が
伝えられています。現在、「ジェマア・イスラミア(JI)」は小規模に
分かれた組織が独自に資金を集めてはテロを計画していると指摘
されています。

射殺事件が発生した現場を含む地区は、外国旅行者や外国人も
多数滞在する地域の一角で、依然としてテロリスト2名が銃器を
持って逃走中との報道もあることから、日本国外務省はインドネシア
へ渡航している邦人や渡航予定者に対し渡航情報)を出し注意を
呼びかけています。

■外務省 渡航情報(スポット)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2012C079

インドネシア・バリ島に学生や職員を派遣されている大学または派遣
予定の大学は、国内で爆弾テロ等の脅威が継続していることを踏まえ、
テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、不特定多数の
人が集まるナイトクラブ、ディスコ・レストラン(特に欧米豪人の集る施設)、
教会、インドネシア政府(警察)関連施設、欧米豪関連施設(在外公館等
政府関連機関、主要企業関連施設)等の爆弾テロの標的となる可能性が
ある施設には極力近づかず、夜間の外出はできる限り控え、外出の際
には周囲の状況に最大限の注意を払うなど安全確保に心掛けて行動
するよう案内されることをおすすめします。

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