日本アイラック健康管理情報

○中国・北京における大気汚染 健康注意情報 (2011.11.09)

近年の著しい経済成長を遂げている中国ですが、その一方で市民の
健康意識の高まりとも相まって環境問題が顕在化してきています。
11/8付の地元メディア情報によりますと、北京五輪を機に改善したと
伝えらていた北京の大気汚染の状況について、在北京米国大使館
の独自調査した測定結果と、北京市当局の発表内容が大きく乖離
しているため、北京市当局に対する市民の不信が高まっていると
報じられています。

在北京米国大使館は、米国内で採用している大気汚染の安全基準
に基づき『第1段階(GOOD=良好)~第6段階(HAZARDOUS=危険)』
で評価しており、北京市の大気汚染状況について、10/26夕刻~
11/1まで連日第6段階(HAZARDOUS=危険)の測定結果が発表
されています。11/2~11/8現在は、第2段階(MODERATE)~
第4段階(UHHEALTHY)で推移しています。

■米国で採用されている大気汚染安全基準(参考情報)
http://www.airnow.gov/index.cfm?action=aqibasics.aqi

■在北京米国大使館は米国の安全基準に基づいた測定結果を、
短文投稿サイト・ツイッターで1時間ごとに公表しています。
http://mobile.twitter.com/beijingair?max_id=132867152465244160

北京市及びその周辺地域へ学生や教職員を派遣している大学または
派遣予定の大学は、大気汚染(窒素酸化物、浮遊粒子状物質等)に
よる健康被害として、慢性気管支炎等の呼吸器系疾患や循環器系疾患
(基礎疾患者の重症化)、免疫機能の低下による皮膚疾患等のアレルギー
症状等がみられる傾向がありますので、健康管理の一環として行政当局
の発表を鵜呑みにせず、上記米大使館情報など独自に情報収集チェックし、
以下を案内されることをおすすめします。


《健康管理》
・大気汚染レベルが高いと判断される日(時間帯)にはできるだけ
外出を控えることをおすすめします。
・衣類についたホコリを払ってから滞在先に入る、洗濯物は室内で干す
・やむを得ず外出する場合は、以下に留意してください。
(1)マスクやゴーグルなどで目・鼻・口を保護する。
→マスクを選ぶ際には、花粉症用よりも目の細かい、
風邪ウイルス対策用のマスク
(2)積極的に手洗いやうがいを行う。
(3)咳が止まらない、呼吸が苦しい等の症状がみられた場合には、
迷わず現地の医療機関の診療を受ける。


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