第8回活動成果報告会(2012.12.14)開催報告

第8回活動成果報告会(2012.12.14開催)は、学部から博士まで学生12名で構成され、派遣先での環境へ適応するためのそれぞれの工夫が想像し得る報告がいくつかみられた。


第8回報告会写真3-1 フランス国営のドミトリーに滞在した学生は、周囲に全くレストランが無いため、自炊してしのいだ。また、予想外の実験機器故障や、使用する材料の未着等で実験が予定通りに進まなかったとの報告。アメリカに滞在した学生は、中国からの留学生と、領土問題について率直に意見を交わしたこと、日本でやっているラクロスのチームが滞在した大学にあったので、渡航前にコーチと連絡をとり、現地の練習や試合に参加した。スポーツにより、言語を超えたコミュニケーションをとることができた。との報告があった。

第8回報告会写真3-2欧米の大学に滞在した派遣者から、ラボで昼前に30分程度のコーヒーブレイクがあり、その際に近況確認、教官やPhD学生への質問の時間を持てること。また、他の研究室との情報交換や研究コラボレーションが、いい刺激になるとの報告が、時々聞かれる。京都大学ではこのような習慣をもつ研究室が少ないと推察するが、参考にすべきと考える。

 

第8回報告会写真3-3

イタリアで文化財を高精度の画像でスキャンし、その画像解析と保存に関する研究に携わってきた学生は現地の学生、スタッフへで実験機器の使い方の指導したことが、研究所への貢献として表され、Prize of Student Lecturerの賞をいただいたとのこと。

京都大学・実習型夏季短期留学プログラム@カリフォルニア大学デービス校(2012.8.9~9.3)へ参加した機械システム学コース、宇宙基礎コースの学部生合計6名(工学研究科へ進学予定)へ助成を行ったが、第7回で3名からの報告、今回はこの他の3名からも報告がなされた。

本プログラムの学生派遣は、12月末で全て終了する。10名以上が12月中に帰国予定のため、この派遣者からの報告を中心とした、第9回活動成果報告会を平成24年度内には開催予定である。