第9回活動成果報告会(2013.3.13)開催報告

第9回活動成果報告会(2013.3.13開催)は、主に、昨年末に帰国した派遣終了者10名から報告を受けた。

第9回活動成果報告会写真2アメリカ・メリーランド州ボルチモアに滞在した学生は、犯罪が多く治安の悪いエリアでの生活は不安もあったが、幸いにして、事故等に巻き込まれることなく帰国。安全に生活できることの幸福を実感した。世界ランキング上位の大学で、高い教育レベルを感じた。との報告がなされた。

ドイツの大学に滞在した学生からは、滞在した研究室環境、授業の有り方について紹介があった。研究室のメンバーは学生が2~4名が一つの部屋をシェアしている。ミーティングの時間は90分以内と決まっており、決してこれをオーバーしない(効率的な内容を集中して行う)。その他、全ての修士課程の授業は英語で行われる等、日本との違いが見られた。


第9回活動成果報告会写真3 研究室の運営方法については、他の報告者からも、
・毎朝ミーティングが行われ、研究室メンバーが交代で研究進捗についてプレゼンテーションを行う。
・研究室の中に、デスクと実験機器があったので、使い方のわからない実験機器についてすぐに質問することができた。
等の紹介があった。

本プログラムは平成25年1月28日に終了し、今回が最後の成果報告会となった。
平成21年度の発足以来、3年の事業実施期間における派遣者数合計は全107名。

第9回活動成果報告会写真4

内訳は、

若手研究者 20名(内2ヶ月以上15名)

博士学生 42名
修士学生 33名
学部学生 12名

当初のプログラム実施計画人数(86名)を大幅に上回る派遣者数となった。

 

 

第9回活動成果報告会5 プログラム実施期間を通して、大きな事件・事故が発生することなくプログラムを終了することができたことは喜ばしいことであった。このプログラムで滞在した大学へ博士課程の進学を決めた学生、共同研究のより長い道筋をつけた若手研究者、そして何より、国際研究者としてのそれぞれの立ち位置を確認し、研究活動へより高いモチベーションを持って帰国したそれぞれの派遣者の、今後の活動に大いに期待する。



最後に、本プログラムの運営・実施に対し、ご理解とご協力をいただいた全てに方に感謝の意を表したい。

第9回活動成果報告会写真1