第2回活動成果報告会(2011.5.27)開催報告

活動成果報告会の第2回目となる今回は，平成22年度派遣修了者のうち6名より報告が行なわれた．

　報告会の開催については前回と同様のアナウンスを行なったが，実際に報告された内容には専門的な研究成果報告に時間の多くを費やす者が数人見られた．今後，海外派遣を希望する学生・研究者への参考となる報告内容としては，専門的な研究成果のみならず，滞在期間に感じた文化の違い，現地の研究者の研究活動，トラブルに巻き込まれた際の対処に対するアドバイス等，自分自身が外国での生活を通して感じたことや体験したことを，多彩な観点から報告されることが，派遣予定者にとってはより有用な情報になると思われる．

　今回の派遣者の中には，海外で発生した自然災害やデモの影響で，滞在期間やフライト変更が生じたとの報告もあった．幸い，プログラム開始から現在までに，大きな事故やトラブルに巻き込まれた派遣者は出ていないが，現在も世界各地で起こる自然災害や政情不安のニュースに接し，今後も引き続き危機管理を徹底することの重要さを再認識した．

　報告会の最後には，派遣修了者から派遣予定者・派遣希望者へのアドバイスが行なわれた．　特に数人からあったアドバイスとして，外国語のスキルアップについては，とにかく話しかけることを恐れずに，自分の伝えたいことが伝わるまで話し，聞きたいことがわかるまで繰り返して聞くことを続けること．滞在中は，受入れ機関のみならず（時間と機会があれば）それ以外のコミュニティに自分の居場所を作るのもよい．そこから地域性，社会性も見えてくる．との声もあった．

第2回活動成果報告会のプログラムはこちら．