日本アイラック危機管理情報

○トルコ:イスタンブールにおける爆発事件発生に伴う注意喚起(2012.09.14)

現地の報道によりますと、現地時間の9月11日、トルコ最大の都市である
イスタンブールのヨーロッパ側郊外ガージーオスマンパシャ(金角湾の奥に
位置する)の警察署へ、爆弾を携帯した男1人が突入を謀り入り口付近で
自爆、これにより警察官1人が死亡、警察官4人と民間人3人が負傷し、
犯人も死亡したという事件が発生しました。犯人は左翼系反政府武装組織
の一員と見られると同じく報じられています。

イスタンブールでは、警察発表によれば今年5月31日に郊外のマクドナルド
で女子トイレ爆破事件が、6月16日には今回と同じガージーオスマンパシャで
警察官襲撃事件が発生していますが、これらも今回と同じ左翼系反政府
武装組織の女性構成員による同一犯の犯行とされています。警察は厳しく
取り締まっていると報じられているものの、同組織は報復として軍や警察を
標的としたテロを繰り返しています。

トルコに対しては8月23日に南東部の都市ガジアンテップにおける爆破事件
に伴う危機管理情報をお送りしていますが、合わせてご覧いただき、引き
続いて注意が必要な状況にあることを認識してください。

トルコには、外務省からイラク国境の2県に「渡航の是非を検討してください」が、
イスタンブール県及び南東部10県に対し危険情報「十分注意してください」が
それぞれ発出されており、加えて上記のテロ事件について4回のスポット情報
が今年だけで発出されておりますので、その内容にも十分留意してください。

■外務省 トルコに対する危険情報
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=52#header

つきましては、イスタンブールを含むトルコに学生や教職員を派遣している
大学または派遣予定の大学は、トルコ国内の主要地域で爆弾テロの脅威が
依然として継続していることを踏まえ、爆破事件等不測の事態に巻き込まれ
ることのないよう、再度、以下を案内されることをおすすめします。

・テロの対象となる軍や警察等の政府関連施設、外国人が多い観光地、
欧米系ホテル、大型ショッピングセンター、娯楽施設等には出来る限り
近づかない。利用する場合は警備のしっかりとしている施設を利用し、
その場所での滞在時間をできるだけ短くする。
・不審な小包等には触れない、路上に設置されたゴミ箱(鉄製コンテナ)、
ゴミ捨て場付近には近づかない。
・夜間外出や単独行動を控えるなど行動には十分注意する。
・万が一、爆破テロが発生した場合に備え、家族や大学(担当者)、
在外公館との間で緊急連絡先を再確認しておく。
・仮に爆弾テロ事件の現場近くに居合わせた場合には、現場には近寄らず、
周囲に注意しながら避難する。

○在イスタンブール日本国総領事館
住所:Tekfen Tower 10th Floor, Buyukdere Caddesi No.209, 4.
Levent 34394, Istanbul, Turkey
電話: (90-212) 317-4600/FAX : (90-212) 317-4604
ホームページ: http://www.istanbul.tr.emb-japan.go.jp/index_j.html
○在トルコ日本国大使館(アンカラ)
住所:Resit Galip Caddesi No.81, Gaziosmanpasa, Ankara, Turkey
電話: (90-312) 446-0500/FAX : (90-312) 437-1812
ホームページ: http://www.tr.emb-japan.go.jp/index_j.htm

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
日本アイラック株式会社
CS事業部
〒160-0004 東京都新宿区四谷3-2-1四谷三菱ビル6F
TEL  : 03-5360-1391 FAX  : 03-5360-1390
E-mail : CS@i-rac.co.jp
URL  : http://www.i-rac.co.jp/
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*