日本アイラック危機管理情報

○トルコ: イスタンブール 爆発事件発生に伴う注意喚起 (2012.3.2)

地元メディアによりますと、3月1日、トルコ最大都市イスタンブール
中心部にある政府与党公正発展党(AKP)の事務所近くの路上で、
通勤ラッシュの時間帯に、道路脇のオートバイに仕掛けられていたと
みられる爆弾が、警官らが乗ったバスが通り過ぎる際に遠隔操作で
爆破され、警官を含む16人が負傷したと報道されています。

トルコでは、少数民族クルド人国家樹立を目指す非合法組織「クルド
労働者党(PKK)」と関係する組織の犯行とされる警察や軍を標的
にしたとみられる爆破テロが散発しており、昨年10月にはイスタン
ブール市内タクシム広場において、警戒中のイスタンブール県警を
標的にした自爆テロが発生し、警察官、一般市民や外国人32人が
巻き込まれ負傷しています。

また、トルコには、イスタンブール県及び南東部10県に外務省より
危険情報「十分注意してください」が出されていますので、その内容にも
十分留意してください。
■外務省 トルコに対する危険情報
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=052#heade
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つきましては、イスタンブールを含むトルコに学生や教職員を派遣して
いる大学または派遣予定の大学は、トルコ国内の主要地域で爆弾テロの
脅威が継続していることを踏まえ、爆破事件等不測の事態に巻き込まれる
ことのないよう以下を案内されることをおすすめします。


・テロの対象となる軍や警察等の政府関連施設、観光地、欧米系ホテル、
大型ショッピングセンター、娯楽施設等には出来る限り近づかない。
利用する場合は警備のしっかりとしている施設を利用し、その場所での
滞在時間をできるだけ短くする。

・不審な小包等には触れない、路上に設置されたゴミ箱(鉄製コンテナ)、
ゴミ捨て場付近には近づかない。

・夜間外出や単独行動を控えるなど行動には十分注意する。

・万が一、爆破テロが発生した場合に備え、家族や大学(担当者)、
在外公館との間で緊急連絡先を再確認しておく。

・仮に爆弾テロ事件の現場近くに居合わせた場合には、現場には近寄らず、
周囲に注意しながら避難する。

○在イスタンブール日本国総領事館
住所:Tekfen Tower 10th Floor, Buyukdere Caddesi No.209, 4.
Levent 34394, Istanbul, Turkey
電話: (90-212) 317-4600/FAX : (90-212) 317-4604
ホームページ: http://www.istanbul.tr.emb-japan.go.jp/index_j.html

○在トルコ日本国大使館
住所:Resit Galip Caddesi No.81, Gaziosmanpasa, Ankara, Turkey
電話: (90-312) 446-0500/FAX : (90-312) 437-1812
ホームページ: http://www.tr.emb-japan.go.jp/index_j.htm